さて、明けましておめでとうございます。
江戸のの大みそかと、正月
は、大晦日と書いて(オオツゴモリ)とよみます。
つまり、家にこもってしずかに新年をお迎えするもので、
カウントダウンパーティーや、歌合戦もありません。
しかも、しょうがつを、各家庭で迎えるのではなく
村全体で迎えるため、ひとは、村の氏神様の神社にあつまり。
日の出を拝み、その後各家に帰ったそうで、これが初もうでの
原型だそうです。
元旦に御年賀にまわるのは、上役の御屋敷を回る武家のみで
町人や、しょうかは、御年賀の品を担いだ小僧をつれた
旦那衆が町を行き交っていました。
また、各商家では、玄関先に屏風を飾りその前に
御年賀の樹長をいただくための帳面をおいたつくえがあり、
その机のわきに新調のお仕着せを着た手代がかしこまってすわり
御年賀きゃくの応対をして御年賀のへんれいとしての、手ぬぐいや
扇をお客様に渡しています。
とうりでは、凧を上げる子供たちが走り回
り
羽子板の羽を打つ音もきこえてきます。
ま、三河漫才のつつみの音や猿回しの太鼓のおともきこえます。
でも、こんいちでは、除夜の鐘の音も聞こえたかどうか?
町のざわめきに消されて、鐘の響きも伝わってこないです。
ひょっとして、歳のせいで耳が党くなったかと「どきっ」とするのは、
また一つ歳をとるお正月だからこそでしょうか。
真っ、御神酒をちょっといただいて
ぱーっと、明るくやりましょうよ。
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