痛風は、頑張り病です。
痛風にかかるのは、圧倒的に男性です。
会社や組織で、重要な立場に就いている人に多いですね。
実は、痛風の原因は、プリン体が多く入った食物の食べ過ぎではなく、過度のストレスや頑張りすぎなんですよ。
では、痛風が起きるメカニズムを説明します。
痛風は、尿酸が多くなって発症することはよく知られています。
尿酸は、プリン体が分解して出来るものですが、プリン体は、細胞の「核」を構成する物質です。
たくさんの細胞が破壊されると、核が壊れプリン体が増え、それが尿酸になります。
尿酸は、本来、尿とともに排泄されるのですが、ストレスが多い生活や、がんばりすぎの生活を続けると、交感神経緊張状態になります。
すると、排泄を司る副交感神経が抑えられ、排泄されずに血中に残ります。
排泄し切れない尿酸は、結晶となり関節に溜まると、白血球を構成する細胞の一つ、顆粒球(かりゅうきゅう)が、それを敵と勘違いして、攻撃します。
顆粒球が攻撃すると、炎症を起こしますので、腫れあがったり、強い痛みを生じさせます。まさに、風が吹いても痛むわけです。
尿酸が排泄されないという、交感神経緊張状態は「過度のストレスや頑張りすぎ」が原因ですから、それらから逃れる事が、一番です。
でも、お仕事だから、出来ないかも。
すると、緊張をほぐすために、リラックス出来る一時を作ってください。
たとえば、
◆ 楽しい食事。
◆ 落語や漫才を聞いたり見て笑ってください。
◆ ゆっくり、お風呂につかる。
◆ 6時間以上の睡眠をとる。
など、など、です。
これらの行為は、交感神経を抑えて、副交感神経が優位な状態を作ります。
最近のコメント