マウスは、小さい体のくせに
ちょこまか動いて、人間より機敏です。
案の定、マウスの平熱は38度(直腸温)と
人間の37度より1度高い。
そのマウスを、金網で挟んでストレスをかけ
体温の変化をみる実験を、安保徹先生の実験室で
行いその結果が以下の通りです。(ちょっとかわいそう)
■このストレスによって1時間に0.25度づつ体温が低下し
12時間経つと、3度下がって35度になる。
すると、ここで一旦体温は踏みとどまりますが
人間も、病気の患者の体温は35度前後を示す。
この35度は、病気ながらも生きながらえるという
体が低体温に対して必死に抵抗している状態だ。
ここで発熱をすると病気は快方に向かうと
安保先生は推測する。
■さらにストレスをマウスにかけ続けると
数時間後に体温は急激に低下し始め、33~32度になると
再び踏みとどまる。ストレスをかけ始めて20時間後だ。
これは死から逃れるための最低温度なのだろう。
雪山で遭難した人が生き延びるかどうかの体温が
この32度らしい。
体温が5度下がると死に至りますが
体温が5度上がっても生命の危険(45度で脳細胞が破壊)は
は少ない、と言えます。
平熱が35度まで下がったら
赤信号ですよ。
これから季節、部屋に冷房が入ります。
冷房の風には、直接当たらないようにして
体を冷さないように、気をつけてくださいね。
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