なんか、哲学めいたお題ですが
つまり、今、私たちが見たり、聞いたりしている事は
全て過去において起きた事だそうです。
これは、池谷裕司さんの「進化しすぎた脳 」にあった話です。
池谷さんが上げた例で説明します。
リンゴが転がっている
のを、見えたとして、...
まず、目は、リンゴの色である“赤”を認識します。
続いて、形から“リンゴ”が分かり
その後、転がっている状態を知ります。
「リンゴがころがって」
いるのを、同時に見えた訳ではありません。
色、形、動きの順番に、認識するので
実際に起きた時間との間に、時間差が生まれる。
しかし、脳は錯覚して、一つの動きとして
捉えているだけなんですよ。
じゃぁ、どのぐらいの時間差かというと
少なくとも、0.1秒、通常0.5秒だそうです。
私たちは、常に過去に起きたことしか
見えていないんです。
なんか、すごく“後ろ向きな人生”て
感じがしないでもない。
でも、これも考えようで
「なんか素晴らしいことが、今起きていて
0.5秒後に、分かるんだ、...」
なーんて、すごくファンタジックじゃありませんか?(^_^;
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