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★思い出のメロディー77話「悲しき街角Runaway)」(デルシャノン )
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あれは、中学2年か3年生のころでした。学校から帰るとまず真っ先に玄関脇にあった電話に飛びつき
ラジオ局の電話番号をダイヤルする。混んでるとなかなか電話がつながらないが、つながるとリクエストの曲名とプレゼント先の名前と自分の
名前あるいは、ニックネームを告げて、自室に飛び込んでラsジオのスイッチをオン」
そして、曲がながれるのと、私の名前とプレゼント先の名前がよm戯れるのを辛抱強くじっと待つ。これが電話リクエスト」ってやつです。
リクエスト曲が流されるには、人気の曲、季節や世相にタイムリーだと、そのリクエストが取り上げられやすいなど
リクエストのコツがあり、運良くその曲がラジオからながれと、「ばんざーい。」もので、翌日、学校に行くと
クラスメートに「私のリクエスト曲が流れたぞい」と、自慢げに語るが、ほとんどのクラスメートは無関心だった。
その
ところでプレゼント先は、あこがれの彼女、に当時はやりのデルシャノンが歌う「悲しき街角Runaway)」なんだが
その曲の歌詞やその意味がわかろうはずもなく、彼女の姿を見つけるや、偶然にあったように装いつつ
例の曲のメロディーを口ずさみながら彼女とすれちがう。つまり、「あなたに電話リクエストで曲をプレゼントしたよ」との
メッセージを伝えたかったわけですが、そんなこと、伝わるわけがなく、なぜか、偶然に彼女の視線を感じると
恥ずかしさのあまり、うつむいて、その場から走り去ると、その曲まんまだったり
また、リクエスト曲を「悲しき片想い」にすればよかったかなと、悔やんだりしたものです。
また、それより、電話リクエストに躍起にならず、その分、勉強していりゃ、志望校に行けたかもとくやみますが
「決して戻ってこない青春を謳歌できたんじゃないかと、50年前の自分に「これでいいのだ」と、一言言ってやりたいなと
おもいます。
、
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